Nothingのサブブランド「CMF by Nothing」から登場した「CMF Watch 3 Pro」をレビューします。前モデル「CMF Watch Pro 2」から順当に進化し、ディスプレイの大型化、GPS精度の向上、バッテリーの延長を実現。13,800円でこの完成度は、1万円台スマートウォッチの中でもかなり優秀です。

結論:1万円台で欲しい機能がほぼ揃ったスマートウォッチ

良かった点をまとめます。

  • 1.43インチAMOLEDの鮮やかなディスプレイ
  • デュアルバンドGPS内蔵でスマホなしのワークアウトが可能
  • 最大13日間のバッテリー(Apple WatchやPixel Watchには真似できない)
  • アルミ合金ケースで1万円台とは思えない質感

気になった点はこちら。

  • 電子決済(Suica等)に非対応
  • 前モデルのベゼル交換機能が廃止
  • 2,800円の値上がり

CMF Watch 3 Proの基本スペック|前モデルとの比較

前モデル「CMF Watch Pro 2」と並べてみました。

CMF Watch 3 Pro

CMF Watch Pro2

価格(2025年8月時点)

¥13,800

¥11,000

サイズ

25.8 × 4.7cm

25.5 × 4.5cm

厚さ

1.44cm

1.36cm

ディスプレイ

1.43インチ

1.32インチ

重さ(ベルトを除く)

51.9g

44.4g

連続使用可能時間

最大13日間

最大11日間

睡眠計測

心拍数計測

消費カロリー計測

血中酸素濃度計測

ストレスレベル計測

歩数測定

ワークアウト数

131以上

120以上

防水

IP68

IP68

電子マネー

×

×

Bluetooth通話

カラーバリエーション

オレンジ / ダークグレー / ライトグレー

アッシュグレー / オレンジ / ダークブルー / ブルー

前モデルからの主な変化は、ディスプレイの大型化(1.32→1.43インチ)、バッテリーの延長(11日→13日)、デュアルバンドGPS搭載、4チャンネル心拍数センサーの採用です。重さは44.4gから51.9gに増えていますが、装着感にはほとんど影響ありませんでした。

CMF Watch 3 Proのメリット・良かった点

1.43インチAMOLEDディスプレイが見やすい

1.43インチのAMOLEDディスプレイは色が鮮やかで、通知や健康データが一目で確認できます。ピーク輝度も620nitsから675nitsに向上していて、屋外でも見やすくなっています。

公式サイトより(カラーバリエーションは3種類)
公式サイトより(カラーバリエーションは3種類)

デュアルバンドGPS内蔵+13日間バッテリー

デュアルバンドGPS内蔵で、スマホを持たずにランニングやサイクリングのルート追跡ができます。最大13日間のバッテリーは、Apple WatchやPixel Watchでは到底実現できない長さです。出張や旅行にも充電器なしで行けるのは地味にうれしいポイントです。

健康モニタリングとワークアウト131種類以上

心拍数、血中酸素濃度、睡眠、ストレスレベルの計測に対応しています。新しい4チャンネル心拍数センサーでデータの精度も向上しました。ワークアウトモードは131種類以上で、メジャーなスポーツはだいたいカバーしています。

公式サイトより
公式サイトより

CMF Watch 3 Proを実機レビュー

デザイン:1万円台とは思えない質感

シンプルで洗練されたデザインで、ビジネスでもカジュアルでも違和感なく使えます。アルミニウム合金製のケースは質感が高く、ベゼル部分のヘアライン仕上げに細部のこだわりを感じます。

ストラップは肌触りが良くて、長時間つけていても不快感がありませんでした。

これが1万円台のスマートウォッチとは思えないクオリティの高さ
これが1万円台のスマートウォッチとは思えないクオリティの高さ
全体
全体
裏面(センサー部分が5つに増設されている)
裏面(センサー部分が5つに増設されている)
ベゼル部分がヘアライン仕上げっぽくなっていて細部のこだわりを感じる
ベゼル部分がヘアライン仕上げっぽくなっていて細部のこだわりを感じる

ディスプレイ:大きくなったのにサイズ感は変わらない

購入前は「1.32インチ→1.43インチかぁ……。サイズ感が良かったのに、結局サイズアップで進化させるのか」と正直がっかりしていました。他社製品でも新モデルが出るたびにサイズアップする光景を見てきたので。

でも実際に装着してみると、デカいという印象がまったくないんです。改めてスペック表を見ると、ディスプレイは大きくなっても本体サイズはほぼ同じ。そりゃ変わった感じがしないわけです。

むしろディスプレイが見やすくなり、輝度も向上して屋外での視認性がよくなったのは素直にうれしいポイントでした。

並べてみるとほとんど変わらないサイズ感(左:CMF Watch 3 Pro、右:前モデル)
並べてみるとほとんど変わらないサイズ感(左:CMF Watch 3 Pro、右:前モデル)
実際に見てみると、解像度・輝度が向上しているのがハッキリわかる
実際に見てみると、解像度・輝度が向上しているのがハッキリわかる
装着してみた(かっこよい…)
装着してみた(かっこよい…)

バッテリー:週1充電で本当に足りる

公称13日間のバッテリーは伊達ではなく、通常使用なら週に1回の充電で余裕でした。ワークアウトを多めに使った日でも、1日通してバッテリー残量を気にすることはありませんでした。出張や旅行に充電器を持っていかなくていいのは、Apple WatchやPixel Watchにはない大きなアドバンテージです。

CMF Watch 3 Proのデメリット・気になった点

電子決済(Suica等)に非対応

2025年のスマートウォッチとして、Suicaやクレジットカード決済に非対応なのは痛いところです。腕時計で改札を通りたい方、コンビニで手首をかざして支払いたい方には向きません。ここが対応すれば完璧なんですが……と毎回思っています。

ベゼル交換機能が廃止された

前モデルの楽しみだったベゼル交換機能が、CMF Watch 3 Proでは廃止されました。デザインの一体感は増しましたが、着せ替えを楽しみたい方にはちょっと寂しいです。ベゼル交換が目当ての方は、まだ併売されている前モデル「CMF Watch Pro 2」も検討してみてください。

https://prefetch.jp/article/cmf-watch-pro-2-review

2,800円の値上がり

前モデル11,000円から13,800円に値上がりしています。ディスプレイ大型化やGPS搭載を考えれば妥当ですが、「1万円ちょっとで買える」という手軽さは少し薄れました。

CMF Watch 3 Proはこんな人におすすめ

デザイン重視でスマートウォッチを選びたい人

アルミ合金ケースにヘアライン仕上げのベゼル。1万円台とは思えない質感で、ビジネスでもカジュアルでも使えるデザインです。

健康管理やワークアウトを手軽に始めたい人

心拍数、睡眠、血中酸素、ストレスの計測が一通り揃っています。GPS内蔵でランニングの記録もスマホなしで可能。「まずは手軽に始めたい」という方にちょうどいい1台です。

バッテリー持ちを最優先にしたい人

最大13日間のバッテリーは同価格帯でトップクラスです。毎日充電するのが面倒な方、出張や旅行が多い方に特に向いています。


まとめ:1万円台スマートウォッチの最適解

CMF Watch 3 Proは、1万円台のスマートウォッチに求められるものをしっかり押さえた優等生です。鮮やかなディスプレイ、13日間のバッテリー、GPS内蔵、充実した健康モニタリング。電子決済非対応は惜しいですが、それ以外に大きな不満点はありません。

Apple WatchやPixel Watchに5〜6万円出すのはちょっと……という方にとって、13,800円でこの完成度は試す価値が十分にあります。