骨伝導イヤホンの代名詞ともいえるShokzのイヤホンを調べていると、骨伝導タイプとオープンイヤータイプの2種類で迷うことがよ区あります。特に初心者の場合、骨伝導のラインナップだけでも複数あるのに、最近はオープンイヤー型まで増えており、値段も機能もバラバラで、公式サイトを見てもなかなか整理が難しいです。
この記事では、ShokzのOpenRunシリーズ・OpenFitシリーズ・OpenDotsシリーズを実際に使い比べた経験をもとに、用途別・予算別でどのモデルが合うかをシンプルに解説していきます。
まず知っておきたい|骨伝導とOpenFit(オープンイヤー)の違い
Shokzのイヤホンは骨伝導型(OpenRunシリーズ) と オープンイヤー型(OpenFitシリーズ)の2種類を展開しており、 どちらも「耳をふさがない」という点は共通しています。
ただ、仕組みは根本的に違います。
OpenRunシリーズ(骨伝導型)が向いている人
骨伝導型は、こめかみ付近に振動子を当て、骨を伝わって音を届ける仕組みです。耳の穴を完全に塞がないため、外の音がそのまま聞こえます。以下のニーズがある人には向いていると言えます。
- ランニング中に車や自転車の接近音を聞き逃したくない
- 落下リスクが少ないネックバンド型を求めている
- 防水性を重視している(IP55以上)
ただし、骨を振動させる構造上、低音の表現には限界があります。「音楽をじっくり楽しみたい」という用途より、「安全を確保しながら音楽も聴きたい」という用途向きだと思っておくと良いです。
OpenFitシリーズ(オープンイヤー型)が向いている人
OpenFitシリーズは、耳の外にスピーカーを浮かせて音を届ける仕組みです。骨伝導とは違い、空気振動で音を伝えるため、音質は普通のイヤホンに近い感覚があります。
OpenFit AirとOpenFit 2+を使い比べてみましたが、骨伝導との音質差は想像以上に大きかったです。低音の厚み、楽器の分離感、ボーカルの艶——骨伝導では正直なところ物足りなかった部分が、OpenFitではかなり自然に聴こえてきます。
- 耳をふさがずに、でも音楽はちゃんと楽しみたい
- 長時間のデスクワークや作業中に音楽・Podcastを流したい
- 完全ワイヤレスとして普段使いしたい
骨伝導に比べると、装着感もかなり違います。OpenFitは耳の輪郭に引っ掛けるだけなので、こめかみに密着させる必要がありません。数時間つけていても疲れを感じにくいのが正直な印象です。
【全モデル比較表】スペック一覧
種類 | 価格 | 重量 | 防水 | BT | バッテリー単体 | バッテリー(ケース込) | 急速充電 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
OpenRun | 骨伝導 | ¥17,880 | 26g | IP55 | 5.1 | 8時間 | — | 10分→1.5時間 |
OpenRun Pro 2 | 骨伝導 | ¥22,880 | 30.3g | IP55 | 5.3 | 12時間 | — | 5分→2.5時間 |
OpenSwim Pro | 骨伝導+MP3 | ¥25,880 | 39g | IP68 | ※BT+MP3 | 9時間 | — | 10分→3時間 |
OpenComm 2 UC | 骨伝導 | ¥27,880 | 35g | IP55 | 5.1 | 16時間(通話8時間) | — | 5分→2時間 |
OpenMeet UC | 骨伝導 | ¥39,880 | 78g | IP55 | 5.3 | 16時間 | — | 5分→2時間 |
OpenFit Air | オープンイヤー | ¥19,880 | 8.7g×2 | IP54 | 5.2 | 6時間 | 28時間 | 10分→2時間 |
OpenFit 2+ | オープンイヤー | ¥27,880 | 9.4g×2 | IP55 | 5.4 | 11時間 | 48時間 | 10分→2時間 |
OpenFit Pro | オープンイヤー | ¥39,880 | 12.3g×2 | IP55 | 6.1 | 12時間 | 50時間 | 10分→4時間 |
OpenDots ONE | イヤーカフ型 | ¥27,880 | — | IP54 | 5.4 | 10時間 | 40時間 | — |
OpenDots 2 | イヤーカフ型 | ¥29,880 | 6.4g×2 | IP57 | 6.1 | 10時間 | 40時間 | 5分→2時間 |
※OpenSwim ProはBluetoothとMP3モードの両対応。水中ではMP3モードで使用。
用途別おすすめモデル
ランニング・スポーツに使いたい → OpenRun or OpenRun Pro 2

スポーツ用途に骨伝導を選ぶ理由は明確です。首の後ろで固定するネックバンド型は、走っているときもズレにくいのが特徴です。完全ワイヤレスと違い、落下の心配も少ないです。
OpenRun(¥17,880) は骨伝導イヤホンの入門として迷わず選べる一台です。急速充電に対応していて、10分充電すれば1.5時間使ええます。音質は骨伝導の標準的な水準ですが、「走りながら音楽を聴く」という目的にはこれで十分です。

OpenRun Pro 2(¥22,880) は骨伝導と空気伝導のデュアルスピーカーを搭載して、音質が一段階上がっています。低音不足という骨伝導の弱点を補う設計で、音楽のモチベーションで走るタイプの人に向いています。専用アプリでイコライザー調整もでき、バッテリーも12時間と長めです。
「音楽が走るモチベーションになっている」という人はPro 2を選んでおいたほうが後悔しないと思います。
日常使い・ながら聴きに使いたい → OpenFit Air or OpenFit 2+

テレワーク、在宅作業、家事、散歩——「耳をふさがずに音楽やPodcastを流したい」という日常使い用途なら、OpenFitシリーズが断然合っています。
OpenFit Air(¥19,880) は片耳8.7gという軽さが最大の特徴です。長時間つけていると、耳に何かがついているという感覚がどんどん薄くなっていきます。音質は骨伝導と比べると明らかに豊かで、低音もきちんと感じられます。バッテリーはケース込み28時間で、普段使いなら充電を意識しすぎなくても大丈夫です。

OpenFit 2+(¥27,880) はOpenFit Airの上位版という位置づけ。Dolby Audioに対応し、低周波用と高周波用の2ドライバー構成で音質がさらに上がっています。バッテリーが単体11時間・ケース込み48時間と長持ちで、充電を忘れがちな人にも安心です。マイクも4基搭載でノイズキャンセリング通話に対応しています。
OpenFit Pro(¥39,880) はOpenFitシリーズの最上位モデルで、2026年4月に登場したばかりの最新機です。最大の特徴は「フォーカスモード」という、オープンイヤーイヤホンとしては初のノイズキャンセリング機能です。Dolby Atmosにも対応し、AIトリプルマイクで通話時の環境ノイズを99%以上カット、Bluetooth 6.1による接続安定性の向上と、現時点でOpenFitシリーズが達成できる最高スペックが揃っています。バッテリーはフォーカスモードOFFで12時間・ケース込み50時間、フォーカスモードONでも6時間・24時間持ちます。
テレワーク中にカフェを使うことが多い人や、作業集中と外音認識を状況に応じて切り替えたい人に向いているモデルです。
テレワーク・会議に使いたい → OpenComm 2 UC or OpenMeet UC
OpenComm 2 UC(¥27,880) はZoom認定ハードウェアを取得したビジネス特化モデルです。骨伝導スピーカーに加えて専用マイクブームを搭載していて、通話品質が普通の骨伝導イヤホンとは次元が違うレベルで向上しています。テレワーク中心の人にはこれ一択に近いです。
OpenMeet UC(¥39,880) はさらに上を行くビジネスモデルです。Shokz全製品の中でBluetooth接続がもっとも安定していて、会議が多い人に向いています。骨伝導と空気伝導のデュアル構成で、通話と音楽の両方をしっかりこなせます。
水泳・プールで使いたい → OpenSwim Pro
水中で音楽を聴きたいなら選択肢はOpenSwim Pro(¥25,880) 一択です。IP68の完全防水仕様で、水深2メートルで2時間耐えられまし。水中ではBluetoothが使えないため、内蔵メモリにあらかじめ音楽を転送しておくMP3モードを使うと便利です。
とにかく安く・手軽に試したい → OpenRun

骨伝導イヤホンが初めてで「まず試してみたい」なら、OpenRun(¥17,880) 一択です。まずOpenRunで骨伝導の感覚を掴んでから上位モデルを検討するのが正しい順序だと思います。
OpenRunに関しては個別レビュー記事も執筆しているので、より詳細を知りたい方は下記をチェックしてみてください。

Shokz OpenRunレビュー!骨伝導入門に最適な一台
Shokz OpenRunを徹底レビュー!骨伝導イヤホンの定番モデルとして人気の本製品は、長時間快適に使える軽量設計とIP67防水・防塵性能、8時間連続再生など高い実用性を兼ね備えています。耳を塞がず、運動や仕事にも最適な使い心地を詳しくご紹介します。
番外編:OpenDotsシリーズ(イヤーカフ型)について
OpenFitでもない、骨伝導でもない。第3の形として登場したのが イヤーカフ型 のOpenDotsシリーズです。耳たぶに挟むだけで、耳の穴にも何も入らず、こめかみにも何も当たりません。
OpenDots ONE(¥27,880)


クラウドファンディングで3億円超えを達成し、話題となったイヤーカフ型の先駆けモデルです。Dolby Audioに対応していて、OpenFit Airよりも音の広がりと解像感が上な印象を受けました。バッテリーは単体10時間・ケース込み40時間。日常のデスクワークやゆったりした外出時に映えるモデルです。
OpenDots 2(¥29,880)
OpenDots ONEの後継として登場した最新のイヤーカフ型モデルです。片耳6.4gという軽さはそのままに、IP57防水(ONEはIP54)に強化され、Bluetooth 6.1に刷新されました。新技術「Bassphere™ 2.0」と「MirrorPitch™」を搭載し、低音の量感と音の定位感がONEから改善されています。急速充電(5分→2時間)にも新たに対応しており、左右のイヤホンに区別がない設計も地味に便利で、どちらの耳に入れても動作します。ONEとの価格差は2,000円なので、これから買うならOpenDots 2を選ぶほうが正直おすすめです。
予算別おすすめまとめ
¥20,000以下で選ぶなら
- スポーツ用途:OpenRun(¥17,880)
- 日常のながら聴き:OpenFit Air(¥19,880)

Shokz OpenRun
公式サイトで詳細を見る
Shokz OpenFit Air
公式サイトで詳細を見る¥20,000〜¥28,000で選ぶなら
- 音質重視のスポーツ:OpenRun Pro 2(¥22,880)
- 水泳用途:OpenSwim Pro(¥25,880)
- 音質重視の日常使い:OpenFit 2+(¥27,880)
- テレワーク・通話:OpenComm 2 UC(¥27,880)
- イヤーカフ型を試したい:OpenDots ONE(¥27,880)

Shokz OpenRun Pro 2
公式サイトで詳細を見る
Shokz OpenSwim Pro
公式サイトで詳細を見る
Shokz OpenFit 2+

Shokz OpenComm 2 UC
公式サイトで詳細を見る
Shokz OpenDots ONE
公式サイトで詳細を見る¥28,000〜¥40,000・上位モデルを求めるなら
- イヤーカフ最新型:OpenDots 2(¥29,880)
- フォーカスモード搭載・最上位オープンイヤー:OpenFit Pro(¥39,880)
- ビジネス・通話特化:OpenMeet UC(¥39,880)

Shokz OpenDots 2

Shokz OpenFit Pro

Shokz OpenMeet UC
骨伝導イヤホン共通のデメリット・注意点
音漏れはゼロではない
特に音量を上げると周囲に聞こえる可能性があるので、電車の中で大音量で使うのは避けた方が良いです。
低音は普通のイヤホンより弱い(骨伝導の場合)。
OpenRun Pro 2はデュアルスピーカーで改善されていますが、それでも密閉型の迫力には及みません。低音好きの人はOpenFitシリーズのほうが満足度が高いです。
激しい動きには向かないモデルもある
OpenFit AirやOpenDotsシリーズは装着の安定性が構造上やや低めです。ランニングにはOpenRunシリーズのほうが安心できます。
まとめ|あなたに合うShokzはこれ
こんな人に | おすすめモデル |
|---|---|
骨伝導を初めて試したい | OpenRun |
ランニングで音質も重視したい | OpenRun Pro 2 |
日常使い・軽さ優先 | OpenFit Air |
音質も日常使いも両立したい | OpenFit 2+ |
集中とながら聴きを切り替えたい | OpenFit Pro |
イヤーカフ型を試したい | OpenDots ONE |
イヤーカフ最新・防水も欲しい | OpenDots 2 |
テレワーク・通話が多い | OpenComm 2 UC |
最高品質の通話環境を求める | OpenMeet UC |
水泳中に音楽を聴きたい | OpenSwim Pro |
Shokzは「耳をふさがない」という一点で、これだけ多様な用途に対応できるラインナップを揃えています。完全ワイヤレスや密閉型と比べると音質面で劣るモデルもありますが、安全性・装着感・開放感という体験は代替がききません。
まずはOpenRunかOpenFit Airで試してみて、気に入ったら上位モデルへステップアップするのが、無駄のない選び方だと思います。


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