b.raceは、画面のないスマートバンドです。発売日の2026年9月9日に買って、1ヶ月ちょい使いました。

結論から言うと、お目当ての振動アラームが期待どおりで、14,300円の買い切り・月額ゼロ。ここ目当てなら買って良かったと思っています。

ただ、物理ボタンを押し間違えて睡眠が測れていない日があり、精度も「まあまあ」でした。

b.raceのスペックと特徴

b.raceは、b.ringシリーズと同じAPPOSTER JAPANが出した手首タイプで、価格は14,300円です。画面も時計表示もなく、データはすべてスマホアプリで見ます。

価格

¥14,300(税込)

発売日

2026年9月9日

ディスプレイ

非搭載(データ閲覧はスマホアプリ)

重量

約20g

サイズ

43.2 × 28 × 8.7mm

センサー

光学式心拍 / 6軸モーション

主な計測項目

心拍数 / 血中酸素(SpO2)/ 心拍変動(HRV)/ 睡眠 / ストレス / 活動量(歩数・距離・消費カロリー)/ 運動記録

運動モード

19種以上

バッテリー

最長12日間(110mAh / 使用条件により変動)

充電

専用ケーブル(フル充電約60分)

耐水

5ATM相当(防塵は非対応)

Bluetooth

5.2

対応OS

iOS 15.6以降 / Android 8.0以降

連携

Appleヘルスケア / Google Health Connect

ランニングコスト

買い切り(アプリ無料・サブスクなし)

b.raceの本体
本体を外した状態

b.ringシリーズとの違いは、着ける場所が指から手首に変わったことと、連続使用が7日から12日に伸びたことです。測定項目とAI機能は同じで、防塵だけ非対応になりました。

カラーはダークブラックとスカイグレーの2色。価格は14,300円で月額のサブスクがなく、同じ画面なしのFitbit Airより気持ち安いくらいの位置です。

b.raceを1ヶ月使ってわかったこと

箱から出して着けた第一印象は「大きいな!」

腕に着けた瞬間に出た感想が「大きいな!」でした。当時はGoogle Fitbit Airも使っていたので、余計に大きく感じたんだと思います。

b.raceを腕に着けたところ
腕に着けたところ

大きさの正体は、バックルの裏にある腕へ密着させる装置です。ここが出っ張っているので、ダークブラックでもスカイグレーでもかなり存在感があります。どちらの色でも、さりげなさは狙えません。

とはいえ着けてしまえば気になりません。バンドはゴムベースで伸びるので、フィット感は強めです。

お目当ての振動アラームは、よくできていた

そもそも僕がb.raceを買ったいちばんのお目当ては振動アラームで、ここは満足しています。アプリで時間を指定すると、手首が振動して起こしてくれます。

振動パターンはカスタマイズできて、スマホ側でアラーム音もつけられます。音も足せるので、これならどんな人でも起きれるはず、と思いました。

b.raceのアラーム設定画面
アラームの設定画面

20gで厚さ8.7mm、着けたまま寝ても引っかからない

厚さ8.7mmの薄型なので、着けたまま寝ても寝返りで引っかかりません。ストラップは通気性がよく、腕に巻いていると20gの重さは気になりませんでした。

腕時計やウェアラブルウォッチと比べると圧倒的に軽いので、時計を着けて寝るのがしんどかった人には向くと思います。

画面がないぶん、運動中に視線を奪われない

画面がないので、ランニングやヨガの最中に数字を見てしまうことがありません。視線を奪われないぶん、運動そのものに集中できます。

約20gと軽いので激しく動いても手首が揺れにくく、指輪型のb.ringより計測が安定しやすいと感じました。5ATM相当の防水にも対応しています。

充電が週1回から半月に1回になった

公称は最長12日で、b.ringシリーズの連続7日に対してほぼ倍です。実際にも、充電のタームが週1回から2週間に1回まで伸びました。

満充電からはほぼ12日でゼロになりましたが、使わずに置いたままの待機状態なら30日くらいは持ちました。

b.raceの付属品
付属の充電ケーブルと説明書

ただ、充電は専用のType-Aケーブルなので、持ち出すとなるとやや厄介です。2週間に1回で済むぶん、家に置いたままで運用できるのが救いでした。

測定項目はb.ring G2と同じで、精度は「まあまあ」

測定項目は心拍・血中酸素・睡眠・ストレス・歩数・運動記録で、b.ring G2とまったく同じです。精度も「まあまあ」の信頼度で、毎日のトレンドを見るなら十分だと思います。

b.raceの背面、光学式心拍センサー
背面の光学式心拍センサー

ただ、同じ時期に使っていたFitbit Airと並べると、測定時間に15〜30分のムラがありました。入眠と起床のどちらにもこのムラは出ていて、片方だけに偏っている感じではありませんでした。

搭載しているセンサーとAIの質の違いによるものかもしれない、というのが個人的な所感です。

Fitbit Air側は記録の時間がほとんどずれないので、並べるとb.raceは「まあまあの精度」という印象になります。数字を1分単位で詰めたい人には物足りないかもしれません。

セットアップで引っかかるところはなかった

専用アプリは項目が分かりやすく、セットアップで手間取ったところはゼロでした。

b.raceアプリの睡眠・ストレス・カロリーAIの画面
アプリの睡眠・ストレス・カロリーAIの画面

AppleヘルスケアとGoogle Health Connectへの連携にも対応しているので、普段使っているヘルスアプリ側に数字を集められます。

買う前に知っておきたいこと

1ヶ月使って気になったところも、3つ書いておきます。3つ目の防塵は実害が出たわけではなく、仕様として知っておきたい話です。

物理ボタンを押し間違えて、睡眠が測れていない日があった

いちばん「ちょっと微妙」だったのがここです。本体の横に物理ボタンがあって、電源のON/OFFやBluetoothの接続・解除を手で操作できます。

便利な反面、このボタンを間違えて押してしまい、睡眠が測れていない日がありました。1ヶ月のうち3日は、これで睡眠データが取れていません。

ボタンひとつで計測が止まります。毎日ではないものの、睡眠のために買うなら知っておきたいところだと思います。

カロリーAIとAIレポートは、ずっとβ版のまま

カロリーAIとAIレポートは載っていますが、中身はb.ring G2と同じで、どちらもずっとβ版のままです。

b.raceのカロリーAIアプリ画面
カロリーAIの画面。写真から栄養素を推定する
b.raceのAIレポート画面
AIレポートの画面。前日の睡眠や心拍のまとめとアドバイスが出る

b.ring G2のころからずっとβ版のままなので、「いつになったらちゃんとするのだろうか」と思っています。

ここを目当てに買うと期待外れになりそうですが、AI機能はおまけと思っておけば、振動アラームとバッテリーで十分だと思います。

防水のみで、防塵は非対応

b.raceは5ATMの防水に対応していますが、防塵は非対応です。b.ringシリーズは全て防塵防水だったので、ここだけは下がりました。

スペック上は水まわりで困りませんが、砂浜や泥、埃っぽい場所では注意が必要です。海やキャンプで着けっぱなしにしたいなら、b.ringシリーズのほうが安心だと思います。

ちなみに1ヶ月使って、傷や水まわりのトラブルは出ていません。砂と埃だけ避けておけば、耐久性で心配することはなさそうです。

こんなシーンで活躍する

運動中と、仕事や勉強の集中タイム

運動中はb.raceがいちばん活きます。画面がないので数字を見に行くことがなく、20gで手首も揺れにくいので、ランニングでもヨガでも運動のほうに集中できます。

仕事や勉強、読書のときも同じで、SNS通知で作業が止まりません。それでも重要な電話とSMSは振動で届くので、放っておけない連絡だけは拾えます。

就寝中と、週末の旅行・出張

就寝中は、厚さ8.7mmで寝返りでも引っかからず、朝はアラームの振動で起きられます。時計や指輪を着けたまま寝るのが苦手な人ほど、ここの差は大きいと思います。

旅行や出張でも、12日持つので充電ケーブルを持ち運ぶ必要はほぼありません。先に書いたType-Aのケーブルを、そもそも持ち出さずに済みます。

b.ring G2・Fitbit Airと比べてどう?

同じ画面なしバンドのGoogle Fitbit Airは、b.raceと同じ時期に併用していました。指輪型のb.ring G2との違いも含めて、気になるところを並べます。

項目

b.race

b.ring G2

着ける場所

手首(バンド)

指(リング)

測定項目

心拍・血中酸素・睡眠・ストレス・歩数・運動記録

同じ

AI機能

カロリーAI・AIレポート(β版)

同じ(β版)

連続使用

最長12日

最長7日

充電の頻度

2週間に1回

週1回

防水・防塵

5ATM防水(防塵は非対応)

防塵防水

運動中の計測

手首が揺れにくく安定しやすい

b.raceよりは動きの影響を受ける

b.ring G2との違いは、着ける場所とバッテリー

測定項目とAI機能は同じなので、違いは着ける場所とバッテリー、そして防塵の有無です。

手首に巻くぶん、激しく動いても計測が安定しやすいのはb.raceでした。公称12日で充電も2週間に1回なので、リングの週1回に慣れていると楽に感じます。

ただ、手首のバンドとしてb.raceの存在感はかなりあります。20gでも見た目は目立つほうです。

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Fitbit Airとの違いは、精度と月額

精度の面では、測定時間のムラが小さいのはFitbit Airでした。高額なスマートリングと測定時間にそこまで差がないのに対して、b.raceは15〜30分ずれます。

代わりにb.raceは14,300円の買い切りで、ランニングコストはゼロです。Fitbit Airは月額1,580円のGoogle Health Premiumが実質セットなので、ここは設計の違いです。

サイズもFitbit Airのほうが小さいので、Fitbit Airを使っていた分、余計に大きく感じたんだと思います。

まとめ:画面と通知に疲れた人にはb.raceが向いている

1ヶ月使った結論として、b.raceは健康データを24時間取りたいけれど、ガジェットに振り回されたくない人に向いたバンドだと思います。

  • スマートウォッチの画面・通知に疲れを感じている人
  • 時計や指輪を着けたまま寝るのが苦手な人
  • 充電の手間を減らしたい人(2週間に1回で回せます)
  • 運動やトレーニングに100%集中したい人
  • すでに高級時計やお守りリングを着けている人(反対の腕に着ければ両腕時計になりません)

逆に、物理ボタンの押し間違いとβ版のAI、防塵非対応の3つが引っかかるなら、b.ringシリーズやFitbit Airを見たほうが納得できると思います。

それでも、買った目的の振動アラームは使いやすく、充電は2週間に1回、月額はゼロ。この3つが効く人には向いています。

画面と通知から距離を取りたいけれど、健康データは取りたい。そういう人には、14,300円の買い切りという値段も含めて向いていると思います。

月額のかからないウェアラブルをほかにも探しているなら、こちらも参考になると思います。

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