スマートリングは気になるけれど、Oura RingもRingConnも5〜7万円で、財布のハードルが高すぎます。
そこに1万円台で登場したのが「b.ring G2」です。
今回は、「b.ring G2」を1万円台のスマートリングとして、実際にしばらく使ってみました。
結論から言うと、「スマートリングって実際どうなの?」と気になっている人には、b.ring G2が一番おすすめです。
特にAIレポート機能は測定結果を正確に教えてくれるので、今後の行動改善に役立ちます。


b.ring G2のスペックと特徴
b.ring G2は1万円台のスマートリングで、心拍や睡眠などの基本計測に加えて、AIレポートとカロリーAIというAI機能まで搭載しているのが特徴です。
ステンレス製のほかチタンモデルも展開していて、IP68 + 5ATMの防水性能なので、シャワーや水泳でもそのまま使えるレベルです。
価格 | ¥13,200(税込) |
|---|---|
メーカー | 株式会社APPOSTER JAPAN |
発売日 | 2025年11月14日 |
素材 | ステンレススチール / チタン |
カラー | シルバー / ブラック |
重量 | 2.9〜3.6g |
サイズ | 縦8mm × 厚み2.7mm |
駆動時間 | 最長7日間 |
充電時間 | 約90分 |
バッテリー容量 | 15〜18mAh |
防水 | IP68 + 5ATM(水深50m相当) |
Bluetooth | 5.2 |
対応OS | Android 8.0以上 / iOS 14以上 |
測定機能 | 心拍数 / 血中酸素 / 睡眠 / ストレス / 歩数 / 運動記録 |
AI機能 | カロリーAI / AIレポート / AIチャットボット |
競合のOura Ring 4やRingConnが5〜7万円することを考えると、b.ring G2は防水性能も同等クラスで1万円台なので、かなり安いと感じました。
その後、さらに安い8,800円の「b.ring G1S」も登場しました。充電ケースやHRV計測の有無はG1SとG2を比較した記事に、使用感はG1Sのレビューにまとめています。

ハイエンドモデルと比べた内容は、RingConn Gen 2とb.ring G2の比較記事にまとめています。

b.ring G2
実際に使ってわかったこと
2.9gは本当に何もつけていない

届いて最初に驚いたのは重さで、というより「重さがない」という感覚でした。
2.9〜3.6gというスペックを見たときはピンと来ませんでしたが、つけてみると本当に何もつけていない感覚でした。会議中も寝るときも、存在を忘れます。
ただしリング幅は大きめで、厚み2.7mmという数字以上の存在感があります。
ステンレス製は光沢が強く、シルバーの見た目が主張するタイプ。控えめにしたい人はチタンモデルを選ぶほうが無難だと思います。
固い物を持つと「ガリッ」と擦れちゃうことも
正直に書くと、リング幅が大きいので、指を曲げると隣の指や関節に干渉します。
1回、固いものを持ったときに「ガリッ」と音がするほど擦ってしまいましたが、傷にはならず、慣れるまでは要注意です。
2週間もすると「この指の動かし方だと当たるな」という感覚が身についてきて、自然と避けるようになります。最初の数日さえ乗り切れば日常運用に支障はありません。
睡眠・ストレス・カロリー。僕が毎日見ている3つ

測定できるのは心拍・血中酸素・睡眠・ストレス・歩数・運動記録です。
計測精度は「まあまあ信頼できる」くらいで、フラッグシップ機と同等とまでは言いません。ただ、毎日のトレンドを見る用途なら十分です。
僕がよく見るのは睡眠・ストレス・カロリーAIの3つなので、トップに固定しています。
アプリは項目の並び替えができて、グラフも円・折れ線・棒と切り替えられるので視認性が高いです。メニューバーから歩数と睡眠への直接ショートカットもあって、毎日の確認が苦になりません。
カロリーAIは外食が多い人ほど便利

b.ring G2で一番驚いたのがカロリーAI(beta版)です。料理を撮影するだけで、タンパク質・脂質・炭水化物・その日の残り摂取可能量まで自動で出してくれます。
僕は食べることが好きで外食が多く、食事の健康が気になるのでありがたい機能です。外食のたびに食事記録アプリをポチポチ入力するのは続きませんが、写真を撮るだけなら続きます。
beta版なので精度はあくまで「一般的なカロリーデータ基準」ですが、傾向を掴む用途には十分使えます。
AIレポートが「数値の意味」を教えてくれる

スマートリングを使っていて一番もどかしいのが、数値は出るけど「で、どうすればいいの?」という状態に陥ることです。数値だけでは意味がわからず、使いこなせません。
b.ring G2のAIレポート(beta版)は、計測値に基づいて改善策を提案してくれます。さらにAIチャットボットで個別に質問もできて、歩数画面や睡眠画面からも呼び出せます。
RingConnにはなかった体験で、数値を「見せられる」だけだったスマートリングが、ようやくアドバイスまでくれるようになった感覚があります。
バッテリーは週1充電で回せる

最長7日間持続し、充電時間は約90分です。充電ケース自体にバッテリーが入っているので、ケースに戻せば即充電が始まります。
充電速度は早く、ケースに戻す習慣さえつければ週1回で回せる運用です。
「指から外して充電」というアクション自体が心理的に面倒なのですが、ケースに戻すだけならピアスを外す感覚で済みます。
ランキング機能で自分の運動不足が露呈した
アプリにはユーザー間の歩数ランキング機能があって、見ると少しは歩こうという気になります。常にランク外の状態で、平日に全然歩いていないことがわかってしまいます。
数字で「少ない」と言われるより、「他の人はこれだけ歩いている」と比較されるほうが効きますね。
買う前に知っておきたいこと
同期が手動なのはちょっと残念
b.ring G2で一番の不満点は、アプリの同期が自動ではなく毎回手動でタップする必要があることです。
タップすれば約5秒で反映されるので時間はかからないのですが、「見たい」と思ったときに一手間かかるのは体験として惜しいです。
常に自動更新されたら何も文句がない製品ですが、逆に「リングがBluetoothを常時掴んでいない」とも言えます。
バッテリー持ちに効いている可能性もあるので、割り切って使えば気にならないと思います。
リング幅の干渉は慣れが必要
先に書いた「ガリッ」問題ですが、固いものを握る動作や、指を強く曲げる場面で干渉します。
料理中に包丁を握るとき、ジムでダンベルを持つとき、このあたりは最初に「あ、当たるな」と感じるはずです。
ただし、これは数日で慣れます。素材がステンレスなので傷がつきにくく、僕も3週間使って外見上の傷はゼロでした。
干渉に慣れるまでの数日、力仕事のときだけ外しておくのが一番ラクな対処法です。
AI機能はまだbeta版
カロリーAIとAIレポートはいずれもbeta版で、精度は完璧ではなく、カロリー算出は一般的なデータベースに基づく推定値です。「厳密に管理したい」人には物足りないかもしれません。
ただ、そもそもこの機能が1万円台のリングに載っていること自体、かなり珍しいと思います。
beta版は「傾向を掴める」段階です。今後のアップデートで精度が上がっていく前提で考えると、むしろ早めに触っておくほうが得だと思います。
こんなシーンで活躍する

夏場や汗をかく場面
IP68 + 5ATMの防水性能があるので、汗ばむ季節でも外す必要がなく、手洗いもシャワーもそのまま使えます。
外食が多い人の食事管理
カロリーAIで料理を撮るだけで、記録アプリを開いて食材を検索して……という手間がないので続きます。
健康管理の入門として
睡眠・ストレス・歩数のトレンドを把握するには十分な精度で、AIレポートが数値の意味を解説してくれるので、読み解きで挫折しません。
スマートウォッチと併用
寝るときだけリング、日中はスマートウォッチ、という使い分けもアリで、2.9gなので寝ている間の違和感はゼロです。
他の製品と比べてどう?


普段使っているRingConnと比較します。RingConnは睡眠に関するレポートは出るのですが、他の項目へのAI改善提案はありません。
各項目を個別に開いて確認する必要があり、毎日のチェックとしてはちょっとした手間でした。
b.ring G2はAIチャットボットで横断的に質問でき、複合的な疑問にも答えてくれます。フラッグシップ機を超えている部分だと感じました。
価格差も大きく、他のリングが5〜7万円台なので、気軽に始めるならb.ringがいちばんのおすすめです。フラッグシップ機同士の比較はOura Ring 4とRingConn Gen 2の比較を参照してください。
まとめ:b.ring G2は「スマートリングの意味を知りたい人」の最適解
b.ring G2は、1万円台というスマートリングの相場を塗り替えました。AIレポートとカロリーAIという「数値の意味を教えてくれる機能」まで載せてきた意欲作です。
計測精度はフラッグシップ機ほどではありませんが、日常のトレンドを掴むには十分です。むしろ独自のAI機能で、5〜7万円のリングができなかった「行動変容」まで踏み込んでいます。
こんな人におすすめ
- スマートリングを試してみたいけど、5万円超えに踏み切れなかった人
- 数値を取るだけで終わらず、意味まで理解したい人
- 外食が多く、食事管理に挫折した経験がある人
- スマートウォッチユーザーで、睡眠計測だけリングに任せたい人
- 汗・水回りを気にせず常時装着したい人
買う前に意識したいのは、同期が手動であることと、リング幅の干渉に慣れが必要なことです。この2点さえ許容できれば、この価格でこの体験ができるスマートリングは現状ほかにありません。
スマートリング入門として、自信を持っておすすめできる1台です。
価格帯の違う機種まで広げるなら、主要スマートリング5機種の比較を参考にしてください。

b.ring G2



