結論から言います。RingConn Gen 2は、買ってよかったです。バイブレーション非搭載という一点だけ惜しいですが、それを差し引いても1ヶ月使い続けて手放せない納得感があります。

本体
本体ケース
付属品
アプリ①

RingConn Gen 2のスペックと特徴

RingConn Gen 2は、中国のスマートリングブランドRingConnが2024年後半に発売した第2世代モデルです。Kickstarterで440万ドル超を調達し、日本では2025年2月に一般販売が始まりました。スマートリング市場でのポジションは「サブスク不要、睡眠時無呼吸モニタリング対応、バッテリー最大12日」という3点が軸で、Oura Ring 4(月額サブスク約1,000円が必要)やSamsung Galaxy Ring(現時点でAndroid専用)とは異なるユーザー層を狙っています。

価格はAmazon実勢で4万円前後。Oura Ring 4の実勢価格(4万5,000円前後+月額サブスク)と比べると、ランニングコストを含めた総額での差は大きくなります。

RingConn Gen 2 スマートリング

RingConn Gen 2 スマートリング

主要スペック

価格

¥52,800(公式)/ ¥40,000前後(Amazon実勢)

発売日

2025年2月(日本)

素材

チタン合金(航空宇宙グレード)+ PVDコーティング

重量

2〜3g(サイズにより異なる)

厚さ / リング幅

1.94〜3.52mm / 6.84mm

防水性能

IP68(水深100m)

バッテリー持続

最大12日(充電ケース併用で最大150日)

充電時間

約90分

センサー

PPGセンサー / 3D加速度計

計測項目

心拍数 / 血中酸素 / HRV / 睡眠トラッキング / 睡眠時無呼吸モニタリング / ストレス / 歩数

サブスクリプション

不要(アプリ永年無料)

カラー

フューチャーシルバー / マットブラック / ロイヤルゴールド / ローズゴールド

サイズ展開

US 6〜14号

対応OS

iOS 14.0以降 / Android 8.0以降

前モデル(Gen 1)と比べると、幅が12%縮小、厚さが23%薄くなり、バッテリー持続は6〜7日から最大12日へ伸びました。最大の追加機能は睡眠時無呼吸モニタリングで、この価格帯では珍しい機能です。

競合との比較では、Oura Ring 4が月額約1,000円のサブスクを前提としており、2年運用でトータルコストが2万円以上変わります。Samsung Galaxy Ringは現時点でAndroid専用のためiPhoneユーザーには非対応。RingConn Gen 2はiOS・Android両対応かつサブスク不要で、プラットフォームを問わず検討しやすいモデルです。

1ヶ月つけっぱなしで見えたRingConn Gen 2の実力

サイズ選びで迷わないために——US表記の落とし穴

RingConn Gen 2にはサイジングキットが付属しています。ただし、ここで一つ注意点。RingConnはアメリカ式のサイズ表記を採用しているので、日本式の感覚で「自分は○号だから」と選ぶと誤差が出ます。US 8号は日本サイズだと約14号相当です。

サイジングキットが手元にない段階でも、糸を指の付け根に巻いて計測する方法でサイズ出しに成功しました。糸一本で指のサイズを知る、原始的だけど確実な方法です。

現在はUS 9号を右人差し指(左利きなので非利き手)に装着しています。

リングの内側には2つの丸い突起があり、手のひら側に向ける方向が自然と決まる設計になっています。センサーの向きを意識しなくても、ポンと指に通すだけで正しい位置に収まります。地味だけど毎日のことなので、この気の利かせ方はありがたいです。

本体裏側の突起

装着感——「つけてたな」と思う瞬間はある、でもそれだけ

お風呂以外はほぼ終日つけっぱなしの生活を1ヶ月続けました。仕事中、プライベート、睡眠時。2〜3gという重さは、数字どおりほとんど存在感がありません。

タイピングや物を持つ動作で違和感はほぼなし。ただ、ファッションリングより幅がある分、指を曲げるときや物をぎゅっと握るときに「あ、つけてたな」と意識する瞬間はあります。邪魔というほどではなく、存在を思い出す程度。1ヶ月経っても完全に消える感覚ではないですが、気になるのは一瞬だけです。

装着感画像

防水性能はIP68で水深100m対応。スペック上は水まわりも問題ないはずですが、石鹸や薬品が精密機械に触れるのがどうしても気になるので、手洗い時は外すようにしています。このあたりは性格が出ますね。

防水画像

マットブラックの質感——1ヶ月後もきれいなまま

マット仕上げで光沢はありません。やや濃いめの色合いで、傷や皮脂が目立ちにくいです。1ヶ月つけっぱなしでも清潔感を維持できているのは、この質感のおかげだと思います。普段着にすっと馴染む見た目で、「何それスマートリング?」と聞かれない限り気づかれません。

物掴み

睡眠トラッキングが本領——子育て世代の5時間睡眠に63点の正直者

RingConn Gen 2の一番の武器は、睡眠トラッキングです。レム睡眠・浅い睡眠・深い睡眠・覚醒の4段階で記録され、無呼吸検出や眼球運動の計測まで対応しています。この価格帯のスマートリングで睡眠時無呼吸モニタリングがついているのは、現状かなり珍しいです。

子育て中で5時間睡眠が当たり前の生活を送っていますが、睡眠スコアは約63点。正直者です。「もう少し寝てくれ」と毎朝リングに言われている気分になります。

睡眠のまとめ画面では前日との比較ができ、「カフェインを控えましょう」「運動を取り入れましょう」といった具体的な健康アドバイスも表示されます。ふわっとした「よく寝ましょう」ではなく、行動レベルの提案が出てくるのが実用的です。

目標設定も細かくて、平均睡眠時間や就寝時刻の目標を設定すると毎朝リマインドしてくれます。守れるかどうかは別として、意識づけにはなっています。

バイタルデータ——指から取れる情報は想像以上に多い

心拍数、SpO2(血中酸素濃度)、皮膚温度、呼吸数、浅い呼吸のアラートまで、指一本から取得できるデータの量には素直に驚きます。スマートウォッチと比べても、ヘルスケア系のデータで大きく劣る項目はありません。

アプリの出来——グラフ好きにはたまらない情報量

RingConnアプリは、データの見せ方がかなり充実しています。棒グラフ、折れ線、ピボット型など、多様なグラフで日々の変化を視覚的に追えます。数字を眺めるのが好きな人にとっては、毎朝アプリを開くのが小さな楽しみになるはずです。

個人的に気に入っているのがストレスチェック。4段階のニコちゃんキャラがコメント付きで表示される仕組みで、直感的にわかりやすい。データの堅さをキャラクターで和らげるバランスがうまいです。

アプリ画像③
真ん中のニコちゃんが可愛いです。

買う前に知っておきたいこと

1. バイブレーション非搭載——最大にして唯一の弱点

これが、RingConn Gen 2の「惜しい」を一身に背負っているポイントです。バイブレーション機能がありません。つまり、振動アラームで自然に目覚めるという、スマートリングに最も期待したい機能の一つが使えません。

現状の対策としては、スマホのアラームとの併用で対応しています。それで実用上は問題ないのですが、「指先の振動だけでそっと起きる」という体験ができないのは、やはり残念。次世代モデルでの搭載を強く期待しています。

2. サイズ表記の違いに注意が必要

US表記と日本表記の違いは、購入前に必ず確認してください。サイジングキットを使うか、糸で実測するのが確実です。「いつもの号数」で買うと合わない可能性があります。サイジングキットは無料で取り寄せできるので、焦らず確認するのがおすすめです。

こんなシーンで活躍する

機械式時計が好きな人の健康管理に

RingConn Gen 2のコンセプトで共感したのが、「機械式時計好きでも健康管理ができる重ね付け想定」という考え方です。手首にはお気に入りの時計、指にはスマートリング。ウェアラブルデバイスをつけたいけど手首は時計のために空けておきたい、という人には刺さる選択肢です。

終日つけっぱなしの健康モニタリングに

2〜3gという重さは、24時間つけていても負担になりません。仕事中のタイピングにも干渉せず、睡眠時も邪魔にならない。「データを取るために何かを我慢する」という感覚がないのは、日常使いのデバイスとして際立った特徴です。

サブスク疲れした人に

アプリの利用料が永年無料。これは地味に大きいです。Oura Ring 4のように月額約1,000円のサブスクが必要なモデルだと、2年で2万円以上の差が出ます。買い切りで全機能が使えるという安心感は、長く使うほど効いてきます。

まとめ:RingConn Gen 2は「スマートウォッチに疲れた人」の最適解

1ヶ月使い込んだ結論。RingConn Gen 2は、買ってよかったです。

バイブレーション非搭載という一点だけが惜しい。本当に惜しい。でも、それ以外の完成度がとても高いからこそ「惜しい」と感じるわけで、逆に言えばそこさえ許容できれば死角のないスマートリングです。

こんな人に最適です:

  • 手首を時計のために空けておきたい機械式時計好き
  • 睡眠の質を本気で可視化したい人(特に無呼吸検出は貴重)
  • サブスク不要でランニングコストを抑えたい人
  • スマートウォッチの「充電の手間」「見た目の主張」に疲れた人
  • iOS・Android問わず使いたい人

購入前の注意点としては、バイブレーション非搭載のためアラーム用途には使えないこと、サイズ表記がUS基準であることの2点を押さえておけば大丈夫です。

スマートウォッチを卒業させてくれそうで、あと一歩させてくれない。でも、その「あと一歩」を差し引いても手放せない納得感がある。4万円の買い物として、十分に「買い」です。

RingConn Gen 2 スマートリング

RingConn Gen 2 スマートリング