スマートリング2機種を使い比べた結果 — SOXAI RING 2 vs RingConn Gen 2
数ヶ月使い比べて、手元に残ったのはSOXAI RING 2でした。
国産のSOXAI RING 2と中国発のRingConn Gen 2は、価格も機能も素材も近い。カタログ値だけ見ると、どちらを買えばいいか決まりません。
この記事では、両方を実際に使い比べて分かった「スペック表には出てこない差」を並べます。
なお使用期間は、SOXAI RING 2が数ヶ月、RingConn Gen 2が約1ヶ月。この差は正直に踏まえたうえで書いています。
項目 | SOXAI RING 2 | RingConn Gen 2 |
|---|---|---|
価格 | ¥39,980(税込) | ¥52,800(公式)/ ¥40,000前後(Amazon) |
発売日 | 2025年12月10日 | 2025年2月(日本) |
幅 / 厚み | 6.7mm / 2.7mm | 6.84mm / 1.94〜3.52mm |
重量 | 約2.1〜2.7g | 約2〜3g |
バッテリー持続 | 最大14日間 | 最大12日間(充電ケース併用で最大150日) |
充電方式 / 時間 | NFC非接触充電 / 60〜120分 | 磁気充電 / 約90分 |
計測項目 | 睡眠スコア / 心拍数 / SpO2 / 歩数 / 皮膚温度 / HRV / ストレス | 心拍数 / SpO2 / HRV / 睡眠 / 睡眠時無呼吸 / ストレス / 歩数 / 皮膚温度 |
睡眠時無呼吸モニタリング | 兆候検出に対応(医療診断ではない) | 対応 |
サブスクリプション | 不要(買い切り) | 不要(買い切り) |
防水性能 | 100m防水(水泳・サウナ対応) | IP68(水深100m) |
素材 | チタン合金 | チタン合金(航空宇宙グレード)+ PVDコーティング |
カラー展開 | 5色 | 4色 |
サイズ展開 | 10サイズ(8〜26号) | 9サイズ(US 6〜14号) |
Bluetooth | BLE 5.0 | BLE 5.0 |
対応OS | iOS 12以降 / Android 6.0以降 | iOS 14.0以降 / Android 8.0以降 |
SOXAI RING 2

横浜のスタートアップ・株式会社SOXAIが開発した、国産スマートリングの第2世代です。前モデルより幅と厚みを絞りつつ、8〜26号の10サイズ展開と最大14日間駆動を両立しています。
¥39,980の買い切り型で、2025年12月からNTTドコモでも取り扱いが始まりました。睡眠スコアの解析は日本睡眠学会専門医の監修です。

SOXAI RING 2
RingConn Gen 2

中国・深圳のRingConn社の第2世代で、Makuakeの先行販売で国内歴代1位を記録しました。
他社にないのが充電ケースで、併用すれば最大150日間の運用ができ、旅行や出張が多い人に向いた設計です。
睡眠時無呼吸モニタリングを搭載し、外装は航空宇宙グレードのチタン合金にPVDコーティングです。公式価格¥52,800、Amazon実勢価格は¥40,000前後です。
Oura Ringも候補なら、Oura Ring 4 vs SOXAI RING 2の比較記事もどうぞ。RingConn Gen 2の詳細はRingConn Gen 2の単体レビューもあわせてどうぞ。

RingConn Gen 2 スマートリング
装着感を比べる — 数字は近いのに体感が違う
正直、買う前は「どっちも2〜3gのチタンリングでしょ、差なんて出るの?」と思っていました。出ます。
SOXAI RING 2は約2.1〜2.7g。数字だけならRingConn Gen 2の2〜3gとほぼ同じです。
でも数ヶ月つけ続けた結果、寝るときも手を洗うときも外すタイミングがなくなりました。「指に何もつけていない」という錯覚、大げさじゃなく本当です。
スマートウォッチで寝ていた頃は寝返りのたびに手首のゴツい塊が気になりましたが、それがゼロに。サウナも入浴もそのまま外す理由がありません。
.png?fm=webp&auto=compress&w=1080&q=75)
RingConn Gen 2も軽く、タイピングや物を持つ動作での違和感はほぼありません。マットブラックは傷や皮脂が目立ちにくく、1ヶ月つけっぱなしでも清潔感が保てました。
ただ、指を曲げるときや物をぎゅっと握るとき、「あ、つけてたな」と意識する瞬間があります。1ヶ月経っても、これは消えませんでした。
あと、手洗いのときは外す運用にしています。この「外す」が発生すること自体が、SOXAIとの差です。

「つけてるのを忘れるかどうか」って、買う前は気にしてなかったんですが、使い比べてみたら一番大きな差でした。装着感で比べるなら、SOXAI RING 2が一枚上です。
バッテリー運用の手間 — 充電ケースの有無がでかい
SOXAI RING 2は公称最大14日間で、実使用でも週1回の充電で足りています。
スマートウォッチ時代は「充電のために外す、外している間のデータが取れない」がストレスでした。週1回の短時間充電で済むなら、そのジレンマからは解放されます。
.png?fm=webp&auto=compress&w=1080&q=75)
一方、RingConn Gen 2は単体で最大12日。ここだけならSOXAIとほぼ同等ですが、RingConnには充電ケースがあります。
ケース併用なら最大150日間で、もう別次元です。出張に充電器を持っていかなくていいというだけで、RingConnを選ぶ理由になります。
バッテリー運用ではRingConn Gen 2の勝ち。充電ケース、ずるいくらい便利です。

データ同期のストレス — SOXAIの手動同期が惜しい
SOXAI RING 2はバックグラウンド自動同期に対応していません。アプリを手動で開いて同期する必要があります。
そして4日以上同期しないと、古いデータから順に消えます。まじで消えます。
対策として朝のルーティンにアプリ起動を組み込んでいて、数ヶ月間データが消えた経験はありません。でも「対策しないと消える」時点で、仕組みとしてはマイナスです。
RingConn Gen 2の同期はどうか
RingConn Gen 2は、使用期間中にSOXAIのようなデータ欠損は発生しませんでした。この差は小さくないです。
ちなみに後継のRingConn Gen 3でも自動同期の快適さは変わりません。最新世代同士でどちらが向くかはRingConn Gen 3とSOXAI RING 2を比較した記事にまとめています。
データ同期のストレスではRingConn Gen 2の勝ち。SOXAIは同期仕様さえ改善されれば文句なしなんですが、現状は毎朝のアプリ起動が必須です。
アプリのデータ活用 — グラフの充実度に差がある
RingConn Gen 2のアプリはデータの見せ方が充実していて、棒グラフ・折れ線・ピボット型と多様なグラフで健康データを可視化してくれます。
ストレスチェックは4段階のニコちゃんキャラがコメント付きで出て、数字を並べるより直感的です。
「カフェインを控えましょう」「運動を取り入れましょう」と行動レベルのアドバイスまで出ます。データを「見て終わり」にしない工夫として好感が持てます。
.png?fm=webp&auto=compress&w=1080&q=75)
SOXAI RING 2のアプリは、RingConnほどグラフの種類もアドバイス機能も充実していません。
ただ、睡眠スコアの解析は日本睡眠学会専門医の監修です。手動同期という弱点を差し引いても、睡眠データそのものの質には満足しています。

アプリ体験のリッチさでは、RingConn Gen 2の勝ちで、データをいろんな角度から眺めるのが好きな人には、RingConnのほうが刺さると思います。
同じ夜に両方つけて寝てみた — 睡眠データ実測比較
スペックと使用感の比較だけではフェアじゃない気がして、同じ夜に両方つけて寝てみました。片手にSOXAI、もう片手にRingConn。
朝起きて両方のアプリを開き、同じ睡眠を2つのリングがどう記録したかを並べた結果がこれです。
測定項目 | RingConn Gen 2 | SOXAI RING 2 |
|---|---|---|
睡眠スコア | 61(良好) | 41(注意) |
ベッドにいた時間 | 1:23〜6:15(4時間52分) | 1:11〜6:20(5時間09分) |
実際の睡眠時間 | 4時間27分 | 4時間36分 |
睡眠効率 | 91% | 89% |
浅い睡眠 | 50.7%(2時間22分) | 51%(2時間27分) |
レム睡眠 | 21.4%(1時間) | 22%(1時間03分) |
深い睡眠 | 23.2%(1時間05分) | 23%(1時間06分) |
平均血中酸素 | 97% | 96% |
呼吸の乱れ | 正常 | 大きな乱れ |
睡眠ステージの割合を比べる
面白いのが、睡眠ステージの割合がほぼ一致していることです。浅い睡眠が約50%、レム睡眠が約21〜22%、深い睡眠が約23%。
ここまで揃うと、2つのリングのアルゴリズムは近い設計なんだと分かります。センサーの読み取り精度も同等と考えてよさそうです。
睡眠スコアの差はどこから来るか
ところが、睡眠スコアは大きく違います。RingConnが61点で「良好」、SOXAIが41点で「注意」で、同じ睡眠なのに20点差です。
これは採点基準の違いでした。SOXAIは目標睡眠時間に対する達成度を重く見ているようで、4時間半の睡眠には容赦なく低スコアをつけてきます。
RingConnは甘めというか、睡眠の質(深い睡眠の割合など)に重みを置いている印象です。
「呼吸の乱れ」の評価を比べる
一番興味深かったのが「呼吸の乱れ」です。RingConnは「正常」、SOXAIは「大きな乱れ」で、完全に真逆でした。
血中酸素はRingConn 97%、SOXAI 96%でほぼ同じなのに、解釈がまるで違います。
SOXAIは瞬間的な血中酸素の低下(呼吸が止まる瞬間)に敏感なようで、平均値では見えない呼吸のムラを拾ってくれます。怖いけど、ありがたい情報だと思いました。
どっちが正確かではなく、何を重視するか
この比較で思ったのは、「どっちが正確か」より「何を重視して教えてくれるか」が違うということでした。
SOXAIは厳しめに出す分、生活改善のモチベーションになります。RingConnは安心感を与えつつ、データの可視化で自分に判断させます。
好みの問題ですが、自分は厳しく言ってくれるSOXAIのほうが、結果的に行動が変わりました。
睡眠トラッキングの快適さ — 続けられるかどうかで差がついた
スマートリングを買う理由の大半は「睡眠を可視化したい」だと思います。自分もそうでした。
SOXAI RING 2は睡眠トラッキングが主目的の製品です。装着感にストレスがないから毎晩つけて寝られ、データが途切れません。
数ヶ月ぶんが溜まってくると、さすがに「もうちょっと早く寝よう」と思い始めるんですよね。
さっき「結果的に行動が変わった」と書きましたが、それがこれです。健康データが「なんとなく見るもの」から、生活を変える材料になりました。
.png?fm=webp&auto=compress&w=1080&q=75)
RingConn Gen 2も睡眠トラッキングは充実しています。レム・浅い・深い・覚醒の4段階で記録され、無呼吸検出や眼球運動の計測まで対応しています。
子育て中で5時間睡眠が当たり前の生活で、睡眠スコア約63点という現実を突きつけられます。それはそれで価値があります(睡眠時間の確保、なかなか難しいミッションですよね…)。
両製品とも無呼吸の兆候は検出できますが、計測項目はRingConnのほうが多いです。

ただ「睡眠トラッキングの快適さ」なら、装着感のストレスがない分だけSOXAI RING 2が上です。
計測項目では負けていても、毎晩ストレスなくつけて寝られることが継続につながり、継続がデータの価値を生みます。睡眠トラッキング体験はSOXAIの勝ちです。
気になったポイント・デメリット比較
SOXAI RING 2のデメリット
バイブレーションアラーム非搭載 — 朝のアラームだけはスマートウォッチに戻りたくなります。リングで起こしてくれたら完璧なんですが。
対策としては、スマホのアラームで妥協するか、最小限のスマートウォッチ(バンド型)を目覚まし専用に併用するか。
アプリの手動同期が必須 — 4日以上放置でデータ消滅。朝のルーティンに組み込めば問題ないですが、仕組みとして改善してほしいポイントです。
RingConn Gen 2のデメリット
- バイブレーション非搭載 — SOXAI同様、バイブなし同盟です。スマートリング業界全体の課題ですね。
- USサイズ表記でサイジングに注意 — 日本式の号数と異なるため、購入前のサイジングキットでの確認が必須です。
サイジングキットの使い方や比較についてはスマートリングのサイズ選びガイドにまとめています。
用途別おすすめはこれ — スマートリングの選び方
睡眠トラッキングをメインに24時間外したくない人 → SOXAI RING 2
装着感のストレスゼロが最大の武器です。サウナも入浴もそのままいけます。
データの可視化やアプリ体験を重視する人 → RingConn Gen 2
グラフの種類、健康アドバイス、ストレスチェックのUI。アプリを開く楽しさはRingConnが上です。
充電頻度を極限まで下げたい人 → RingConn Gen 2
充電ケース併用150日は出張・旅行の多い人に刺さります。
スマートウォッチからの乗り換えを検討している人 → SOXAI RING 2
「手首から解放される」体験のインパクトが一番大きいのはSOXAIで、スマートウォッチの寝返り問題から解放された感覚は、一度味わうともう手放せません。
スマートウォッチとスマートリングの違いは、スマートウォッチ vs スマートリングの比較記事にまとめています。

まとめ:迷ったらSOXAI RING 2を選べ
スペック表だけ見ると、この2機種はほぼ互角です。価格もSOXAI ¥39,980に対してRingConnがAmazon実勢¥40,000前後で、どちらもサブスク不要の買い切りです。
じゃあ何が違うのかというと、使ってみないとわからない部分でした。
SOXAI RING 2 — 忘れられることの強さ
SOXAI RING 2は、数ヶ月でつけていることを意識しなくなるほど装着感が生活になじみました。外すタイミングがないから、データも途切れません。
睡眠データが行動を変えるきっかけになったのは、この「忘れられる」体験があったからです。手動同期の弱点は、朝のルーティンでカバーできる範囲でした。
RingConn Gen 2 — 充電ケースとアプリの充実
RingConn Gen 2は、充電ケース併用150日のバッテリー運用とアプリのデータ可視化が光ります。アプリ体験の充実度は確実にRingConnが上です。
ただ、ぎゅっと握ると「あ、リングあるな」と感じる瞬間は、1ヶ月経っても残りました。
結局どちらを買うか
スマートリングは結局、「つけてることを忘れるかどうか」で全部決まり、それができたのはSOXAI RING 2でした。
迷ったらSOXAI RING 2が買いです。それぞれの単品レビューはSOXAI RING 2レビューをご覧ください。
Oura Ringとの比較も検討中ならOura Ring 4 vs SOXAI RING 2の比較記事へ。RingConn Gen 2の詳細はRingConn Gen 2の単体レビューにあります。
この2機種以外も候補なら、主要スマートリング5機種の比較で全体を見比べられます。

RingConn Gen 2 スマートリング

SOXAI RING 2



