最近、身につけている人をよく見かけるようになったスマートリングですが、どのブランドも基本性能が同じで、気になってるけど結局どれを買えばいいのか分からないという人が多いです。ぼくも最初はそうでした。指輪型のヘルストラッカーって、性能だけでなく見た目も似たような感じで、何が違うのか全然わかりませんでした。

そこで実際に5機種を手に入れて、1ヶ月ずつ使い比べてみました。結論を先に言うと、スマートリング選びは「自分の優先順位」で決まります。睡眠の精度を最優先するならOuraで間違いないですが、サブスクが嫌な人、とにかく安く始めたい人、決済だけしたい人で答えは変わります。

この記事では、まず選び方の基準を整理してから、各製品の立ち位置を体験ベースで紹介していきます。

スマートリングの選定基準は4つ

使い比べてみて、スマートリングを選ぶときに見るべきポイントは大きく4つに絞れると感じました。順番に説明します。

バッテリー性能

スマートリングの充電ケース

これが地味に効いてきます。スマートウォッチと違って、リングは充電中は身につけられません。つまり充電のタイミングを生活に組み込めるかが大事になります。

今回の5機種だと、最大7日〜14日と幅がありました。週1回の充電で済むモデルなら「お風呂のあいだに充電」みたいなルーティンが作れて、ほとんどストレスがないです。

特徴的な機能

AIレポート
b.ring G2のAIレポート画面

センサーの基本構成はどの機種も似ています。心拍、皮膚温度、睡眠ステージあたりは大体どれでも測れます。差が出るのは「その上に何が乗っているか」です。

睡眠時無呼吸の検知だったり、AIによるアドバイスだったり、このあたりで各社の個性が出てきます。自分が何を一番見たいのかで選ぶ機種が変わってきます。

サブスクの有無

意外と見落としがちなのがここ。データを見るために月額料金が必要な機種と、買い切りで永年無料の機種があります。

毎日使うものなので、月額¥999でも1年で約¥12,000。本体価格にじわじわ上乗せされていく感覚です。サブスクを払ってでも欲しい機能があるか、ここは事前に決めておいた方がいいです。

着け心地

マジで大事です。寝ているあいだも24時間着けっぱなしにするものなので、重さや幅が合わないとストレスになります。

重量は2g前後から3.6gくらいまでです。数字だけ見ると小さな差ですが、リング幅が広いモデルは固いものを握ったときに干渉することがあって、ここは実際に着けてみないと分からない部分でした。

サイズ展開と表記方式

スマートリングは購入前に着ける指を決め、はめる指のサイズを計測する必要があります。指の付け根を紐で巻きつけて測定する方法もありますが、各社がサイジングキットを販売していますので、それらを購入して測るのが一番です。

各社が出しているリングの表記方式にも注意が必要です。日本の製品であれば日本基準の号数を表示しているのですが、海外ブランドが出しているものはアメリカ基準で表示しているものが多いため、同じ号数でもサイズが違います。

特に、普段から指輪をつけない人にとっては手間取る問題なので、より詳しく知りたい方は下記の記事も読んでみてください。

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スマートリング購入前にやるべきこと!サイズ計測は面倒がらずに専用キットを使え

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選定基準早見表

Oura Ring 4

RingConn Gen 2

SOXAI RING 2

b.ring G2

Monomam Ring

バッテリー

最大8日

最大12日(ケース込み150日)

最大14日

最大7日

4〜6日

特徴的な機能

50項目以上・医療機器並みの心拍精度

睡眠時無呼吸検知・体調予測

呼吸4段階評価

カロリーAI・AIチャットボット

SOXAI系センサーを半額以下で

サブスク

月額¥999(必須)

永年無料

不要

不要

不要

重量

3.3〜5.2g

約2g

2.1〜2.7g

2.9〜3.6g

約2.9g

サイズ展開

4〜15号

6〜14号

8号、10号、12号、14号、16号、18号、20号、22号、24号、26号

7〜12号

8号〜26号前後(販売モデルによる)

表記方式

USサイズ

USサイズベース(RingConn独自規格)

日本式(号数)

USサイズ

日本式(号数)

5機種それぞれの立ち位置

ここからは各製品を順に紹介します。良いポイントと惜しいポイント、それに特徴的な性能をまとめたので、自分の優先順位と照らし合わせてみてください。

Oura Ring 4 — 精度最優先ならこれ一択

Oura Ring 4

Oura Ring 4

Oura Ring 4
Oura Ringアプリ

価格

¥52,800〜

バッテリー

最大8日

サブスク

月額¥999(必須)

防水

対応(入浴可)

重量

約3.3〜5.2g

まず使って驚いたのが着け心地です。「指輪をつけたまま寝ることに抵抗がない。手首への圧迫感がゼロ」。スマートウォッチで寝るのがどうしても苦手だった僕にとって、これは大きかったです。1ヶ月使ったらほぼ無意識レベルになっていました。

そして肝心の精度。HuaweiバンドとXiaomiバンドを同時に着けて比べてみたんですが、Ouraの深い睡眠の計測が一番厳しめ(37分)で、ほかが甘めに出ているのが分かりました。医療機器との心拍数一致率が99%台で信頼性が高いのも安心感があります。計測項目は50以上もありました。

アプリもよくできています。広告やノイズが少なく、見たいデータにすぐたどり着ける洗練されたUIで、毎朝チェックするのが習慣になりました。睡眠改善を本気でやりたい人なら、迷わずこれでいいと思います。

良いポイント

  • 指輪をつけたまま寝られる、圧迫感ゼロの着け心地
  • 医療機器並みの心拍精度と50項目以上の計測
  • 広告のない洗練されたアプリで毎朝の確認が苦にならない

惜しいポイント

  • 月額¥999のサブスクが必須
  • アメリカ式リングサイズでサイズ選びを失敗しやすい

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RingConn Gen 2 — サブスク無料で睡眠時無呼吸まで検知

RingConn Gen 2 スマートリング

RingConn Gen 2 スマートリング

RingConn Gen 2
RingConn Gen 2アプリ

価格

¥52,800

バッテリー

最大12日(ケース併用150日)

サブスク

永年無料

防水

対応

重量

約2g

約2gという重さは、ほぼ存在感がありません。ただ正直に書くと、握る動作のときだけは存在を意識する瞬間があります。とはいえ日常で気になるレベルではないです。

このリングの一番の強みは、サブスク永年無料で睡眠時無呼吸の検知に対応している点。この価格帯では頭ひとつ抜けています。精度もかなり信頼できて、子育て中の5時間睡眠の日には容赦なく63点を出してきました。PSG比90.7%です。

個人的に一番感動したのが体調予測です。「HRVが下がりつつ皮膚温度がベースラインから上振れしてきたら2〜3日後に体調を崩した」のが複数回当たりました。グラフ好きにはたまらない情報量で、お酒を飲んだ翌日は深い睡眠が明確に減るなど、生活との相関が見えやすいです。

良いポイント

  • サブスク永年無料で睡眠時無呼吸まで検知
  • 最大12日、充電ケース併用で150日のバッテリー
  • 体調を崩す数日前を予測できる情報量の多さ

惜しいポイント

  • バイブレーション非搭載(唯一にして最大の弱点)
  • 握る動作のときだけ存在を意識する瞬間がある

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SOXAI RING 2 — 充電を忘れたい人向け

SOXAI RING 2
SOXAI RING 2 アプリ

価格

¥39,980

バッテリー

最大14日

サブスク

不要

防水

対応

重量

2.1〜2.7g

とにかく軽いです。2.1〜2.7gで、「着けていることを忘れる」レベルです。24時間着けっぱなしでもまったく苦になりませんでした。

面白いのが睡眠中の呼吸の評価。低・中・高・非常に高いの4段階で毎晩評価してくれます。「枕を新調したら2週間で評価が改善した」のが数字で見えたときは、ちょっと嬉しくなりました。寝具を見直すきっかけになります。

バッテリーは最大14日と今回の中で最長。週1回の充電でまったく問題ないです。サブスク不要なのも気楽でいいですね。

良いポイント

  • 最軽量クラスで着けていることを忘れる
  • 最大14日の最長バッテリーで充電頻度が少ない
  • 呼吸の乱れを4段階評価、寝具改善の効果が見える

惜しいポイント

  • アラーム機能がない
  • 手動同期が必要で、4日以上放置するとデータが消える

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b.ring G2 — AIまで載った入門機の決定版

b.ring G2
b.ring G2アプリ

価格

¥13,200

バッテリー

最大7日

サブスク

不要

防水

対応

重量

2.9〜3.6g

13,200円という価格を見たときの第一声が「安っ」でした。他のスマートリングが5〜7万円台と高額なので、気軽に始めるなら絶対にb.ringです。入門用としての安心感が段違いです。

そして面白いのがAI機能。料理を撮影するとPFCを算出してくれるカロリーAI、AIレポート、そしてAIチャットボット(beta版)まで載っています。スマートリングって数値はたくさん出るけど意味が分からないことが多いので、チャットで質問して答えてくれるのはありがたいです。

精度は「まあまあ信頼できる」レベル。ここは価格なりですが、入門機としては十分です。ひとつ気になったのは着け心地で、リング幅が大きいせいか、握っている物との干渉がしやすいので、ここだけは注意点です。

良いポイント

  • ¥13,200という圧倒的な始めやすさ
  • カロリーAIやAIチャットボットで数値の意味が分かる
  • ケースに戻すと即充電できる手軽さ

惜しいポイント

  • 手動同期が必要
  • リング幅が大きく、固いものを握ると干渉する
  • AI機能はまだbeta版

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test

Monomam Ring — SOXAI系センサーを半額以下で

Monomam Ring
Monomam Ringアプリ

価格

¥16,800

バッテリー

4〜6日(実測5〜7日)

サブスク

不要

防水

対応

重量

約2.9g

約2.9g。「キーボードをタイピングしていても邪魔にならない」軽さで、存在を意識する瞬間がほぼないです。着け心地に関しては不満なしでした。

精度は1ヶ月使って「概ね正確」という感触。昨日よく眠れたかを把握するには十分です。最初はふーんくらいの温度感だったんですが、1ヶ月使ったら毎朝確認するルーティンになっていました。

このリングの立ち位置を一番よく表しているのが、SOXAI RING 2との比較です。センサー構成や測れる項目はほぼ同じ。違いが出てくるのは計測精度の細かさ。つまり、半額以下の価格でこれだけ揃えてくるコスパが武器です。SOXAIが気になるけど価格で迷っている人の有力な選択肢です。

良いポイント

  • タイピングでも邪魔にならない軽さ
  • SOXAI系とほぼ同じセンサー構成を半額以下で
  • 1ヶ月で毎朝確認するルーティンになる馴染みやすさ

惜しいポイント

  • リアルタイム同期に非対応
  • ブランド認知度が低い
  • 高価格帯と比べると精度・質感に差がある

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番外編:EVERING NEON BUZZ — 健康機能ゼロの決済専用リング

EVERING
EVERINGアプリ

価格

¥11,000

バッテリー

充電不要(NFC電波駆動)

サブスク

不要

防水

対応

有効期限

3年

EVERING NEON BUZZは、ヘルスケア機能が一切ない決済専用のスマートリングです。

コンビニやカフェでVisaタッチにかざすだけで決済完了するので、スマホを取り出す手間が消えるのは、一度慣れると地味にでかいです。手ぶら外出したい人に一番ハマります。

NFCの電波で駆動するので充電が一切不要で、3年間そのまま使えます。ただし有効期限が3年で買い替えが必要なのと、水回りで内側に水分が残ると気持ち悪い、という細かい難点はあります。健康管理は別のリングで、決済はこれで、という二刀流もアリだと思います。

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EVERING NEON BUZZを実際に購入して使用。充電不要のリング型タッチ決済の使い勝手、Oura Ringとの違い、セットアップの落とし穴まで体験ベースで解説。1万円台で買えるサブ決済の新しい選択肢です。


まとめ:用途別おすすめはこれ

5機種+番外編を使い比べた結論を、用途別にまとめます。

  • 睡眠の精度を最優先するなら Oura Ring 4。サブスクは必要ですが、精度とアプリの完成度で頭ひとつ抜けています。
  • サブスク無料で機能も妥協したくないなら RingConn Gen 2。睡眠時無呼吸対応・12日バッテリー・無料の三拍子。バイブだけが惜しい。
  • 充電をできるだけ忘れたいなら SOXAI RING 2。最軽量・最大14日でストレスが少ないです。
  • とにかく安く始めたいなら b.ring G2。¥13,200でAIまで載った入門機の決定版。
  • SOXAI系が欲しいけど予算を抑えたいなら Monomam Ring。半額以下で似たセンサー構成が手に入ります。
  • 健康機能は要らない、手ぶらで決済したいだけなら EVERING NEON BUZZ

迷ったら、まずサブスクへの抵抗感で絞ってみてください。気にならないならOura、嫌ならRingConnがスタート地点になります。